
先日、娘と話をしているときに
ふと、昔のことを思い出した。
・・・・今振り返れば、
母からのあの一言が
私の人生のターニングポイントだったと思う。
あの言葉がなかったら、
今の自分はいなかったかもしれない。
中学3年。
野球を引退した私は、
野球で進学が決まっていた高校を辞退した。
それまでの人生は、野球一色。
野球を中心に生きてきた私にとって
初めて手にした自由だった。
その自由をいいことに、
勉強もせず遊んでばかりいた私。
ある日、母が泣きながら部屋に入ってきた。
「あなたから野球を取ったら、何が残るの?」
その言葉が、ずしんと胸に響いた。
昭和の母ちゃん。
いつも親父の後ろを歩き、
親父と子どもたちのために尽くしてきた人。
三兄弟の中で一番反抗的だった私は、
きっと手のかかる息子だったと思う。
でも、あのとき母が伝えてくれた言葉は、
私の中に今もずっと残っている。
私は、もう一度野球を選ぶという
厳しい決断をした。
あのとき、私は友人よりも野球を選んだ。
そして不思議なことに
今の私を応援し、支えてくれているのは、
あのとき離れることになった友人たちです。
母のあの一言があったからこそ
今の自分があります。












